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PJ炎上 初動ナビ

最初の72時間で何をすべきか

プロジェクトが炎上したとき、最初にやるべきことは 「正しいことを始める」ではなく「間違ったことを止める」です。
いくつかの症状に当てはまる場合でも、まず最も近い状態から初動手順を確認できます。 複数の問題が重なっている場合は、主症状と併発症状を分けて整理しましょう。

▶ 平時に組織の弱点を把握したい方は PM組織健康診断 へ(予防・改善優先度の整理)

72H TIMELINE

最初の72時間で何をするか

炎上初動には「止めるフェーズ」「把握するフェーズ」「合意するフェーズ」があります。 時間軸を守ることが、最短回復ルートです。

0〜8時間

止血する

損失を拡大させている行動を、まず止める。分析より先に停止判断を行うフェーズ。

  • 新規開発・新規受け入れを一時停止
  • 不要な会議体と未承認の変更受付を止める
  • 関係者へ第一報(事実だけ)
8〜24時間

把握する

何が起きているかを事実ベースで棚卸し。仮説より「数えられるもの」を集める。

  • 残工数・残バグ・残課題を数値化
  • 契約・スコープ・追加要望の境界線を整理
  • キーマンと依存関係を見える化
24〜72時間

合意する

顧客・上司・チームと方針を合わせる。撤退・スコープ削減・体制変更も含めて選択肢を提示。

  • 損失の見立てと選択肢を経営層へ提示
  • 顧客と「次の安全な里程標」を再合意
  • 日次の報告ルートを固定化
  1. 状況を整理する
  2. 止血手順を実行
  3. 経営層と方針合意
  4. 再発防止と学習

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いま起きている状況を選んでください

複数選択できます。選択内容から、最優先で対処する問題と併発している可能性が高い問題を表示します。

少なくとも1つ選択してください

社内だけで方針合意が難しい場合

外部PMOを入れて論点整理する選択肢もあります

社内だけで方針合意が難しい場合は、外部PMOを入れて論点整理する選択肢もあります。 特に、赤字判断・撤退判断・顧客との再合意・PM候補育成が絡む場合は、 第三者視点で状況を整理することで意思決定が進みやすくなります。

PM育成支援を見る →
免責事項を読む

本ツールは、プロジェクト運営に関する一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の案件や経営上の判断に対する助言を行うものではありません。本ツールに掲載された内容の実行により生じた損害について、当サイトおよび作成者は一切の責任を負いません。実際の判断にあたっては、契約内容・社内規定・関係者との合意・専門家の助言を踏まえたうえで、ご自身の責任において行ってください。

PJ炎上の初動で最も大切なこと

プロジェクトが炎上したとき、多くのPM・PLは「何か正しいことを始めなければ」と焦ります。しかし初動でまず必要なのは、損失を拡大させている行動を止めることです。動き続けることより、止まることの方が難しく、そして重要です。

炎上プロジェクトでよく見られる失敗は、原因分析に時間をかけすぎて止血が遅れること、または全員が別々の方向に走ってしまうことです。最初の8時間は分析より「止める」ことに全力を使ってください。

次の8〜24時間で状況を正確に把握し、24〜72時間で関係者と方針を合意する。この3段階の時間軸を守ることが、炎上からの最短回復ルートです。

炎上パターン別の概要

スコープ膨張とは

要件・スコープが制御できない状態。仕様が日々変わり、追加要望が止まらず、何が「当初の契約範囲」で何が「追加」なのかが曖昧になっている状態です。止血は「変更の受付を書面に限定すること」から始まります。スコープ膨張の手順を見る →

品質崩壊とは

バグが多発し、修正しても別の不具合が発生する状態。テスト・品質基準の不備が根本原因です。止血は「新規開発を止め、バグを致命度で分類すること」から始まります。品質崩壊の手順を見る →

納期崩壊とは

見積・計画が破綻し、どう頑張っても納期に間に合わない状態。残業が常態化しチームが疲弊します。止血は「間に合わないという事実を認め、スコープ削減の選択肢を整理すること」から始まります。納期崩壊の手順を見る →

顧客関係悪化とは

コミュニケーション不足・期待値のズレによって顧客の信頼が失われた状態。会議が紛糾し、何を言っても疑われます。止血は「弁明をやめて聞くことと、報告の頻度を上げること」から始まります。顧客関係悪化の手順を見る →

体制崩壊とは

キーマンの離脱やスキルミスマッチによって、プロジェクト遂行に必要な人員・知識が不足した状態です。止血は「誰が何を知っているかを棚卸しし、知識の空白領域の作業を止めること」から始まります。体制崩壊の手順を見る →

赤字確定とは

コスト・利益の管理不全により、このまま進めると赤字が確定している状態。追加交渉の難航、撤退判断の遅れが損失を拡大させます。止血は「損失額を正確に把握し、損失を拡大させている作業を止めること」から始まります。赤字確定の手順を見る →

このツールについて

本ツールは、株式会社テックエイドの代表がIT受託開発の現場で得た経験をもとに作成しました。「プロジェクト炎上の対処法」を検索すると予防策や心構えの記事ばかりで、「今、具体的に何をどの順番でやるか」を示すコンテンツが不足していました。このツールはその空白を埋めることを目的としています。

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