報連相が苦手な人ほど型を使う
「報連相が大事」という話はよく聞くが、「では何をどう伝えるか」の型を教わる機会は少ない。
特にエンジニアは、詳細に説明しようとするほど長くなり、何を判断してほしいのかが相手に伝わらなくなる。
型を使う目的は一つだ。PMが報告を受けて次の判断・行動ができる状態にすること。
3行報告の構成
報告の基本は3行だ。
【結論】 現状どうなっているか(1文)
【影響】 何に影響するか(1文)
【相談】 何を決めてほしいか、または何を確認してほしいか(1文)
これだけで十分な報告になる場合がほとんどだ。詳細は聞かれたら答える。
実際の報告例
進捗報告
【結論】 Aモジュールの実装が完了し、本日テストに入ります。
【影響】 予定通り進行中で、スケジュールへの影響はありません。
【相談】 テスト環境のアクセス権限を本日中に付与いただけますか?
遅延相談
【結論】 Bのインテグレーションテストで想定外のエラーが出ており、
本日中の完了が難しい状況です。
【影響】 このままだと月曜のリリースに影響する可能性があります。
【相談】 影響範囲の判断とスケジュール変更の可否について確認お願いします。
技術課題の相談
【結論】 現在の設計ではC社APIのレート制限に引っかかることが判明しました。
【影響】 Dの同期処理が1時間に1回しかできず、要件を満たせない状態です。
【相談】 設計変更の可否について、今週中に判断いただけますか?
3行で足りないときの補足
複雑な状況では3行の後に「以下詳細」として追記する形で良い。
ただし、詳細から書き始めるのではなく、必ず3行の結論・影響・相談を先に置く。読み手は先に要点を掴んでから、必要なら詳細を読む。
形式より習慣が先
チャット・口頭・メール、どの手段でも構成は同じだ。
最初は少し意識的になる必要があるが、毎回「結論から言う→影響を言う→相談事項を言う」を繰り返すと、準備しなくても自然にこの順序で話せるようになる。