ブラウザにURLを入力してEnterを押すと、ページが表示される。毎日使っている操作ですが、裏側で何が起きているか説明できる方は少ないかもしれません。
IT現場で「サーバーに問い合わせる」「HTTPで通信する」「URLを設計する」といった話が出たときに、基本的な仕組みを知っていると会話がスムーズになります。
この記事でわかること
- ブラウザがWebページを表示するまでの仕組み
- URL・HTTP・サーバーの関係
- クライアントとサーバーとは何か
- 非エンジニアが知っておくべきWebの基礎
Webの基本的な仕組み
Webページが表示されるまでには、大まかに以下のやり取りが行われています。
- ブラウザがURLに書かれたサーバーに「このページをください」とリクエストを送る
- サーバーがそのリクエストを受け取る
- サーバーがHTMLなどのデータをブラウザに返す(レスポンス)
- ブラウザが受け取ったデータを画面に表示する
この「要求(リクエスト)→応答(レスポンス)」のやり取りがWebの基本です。
身近な例で考えると
レストランの注文を想像してください。
お客さん(ブラウザ)がウェイター(インターネット)を通じて「ハンバーグ定食をください」と注文します(リクエスト)。厨房(サーバー)がハンバーグ定食を作り、ウェイターを通じてお客さんのテーブルに運びます(レスポンス)。
この例で、「どこのレストランに行くか」を指定するのがURLにあたります。「何を注文するか」の方法(通信のルール)がHTTPです。
URL・HTTP・サーバーとは
URL(Uniform Resource Locator)
URLとは「どこにある何か」を指定するためのアドレスです。
https://techaide.jp/blog/ を例に取ると:
https://:通信方法(プロトコル)techaide.jp:サーバーのアドレス(ドメイン)/blog/:サーバー上のどのページか(パス)
住所に例えると、「〇〇市(ドメイン)の〇〇番地(パス)にある何か(リソース)」という構造です。
HTTP(HyperText Transfer Protocol)
HTTPはブラウザとサーバーが通信するためのルールです。「どういう形式でリクエストを送り、どういう形式でレスポンスを返すか」を定めた約束事です。
最近はhttps://のように「S」がついたHTTPSが主流です。HTTPSは通信内容が暗号化されており、セキュリティが強化されています。
サーバー
サーバーとは、リクエストを受け取ってレスポンスを返す役割を持つコンピューターです。Webサーバーは「Webページのデータを持っていて、要求があれば返す」専用のコンピューターです。
クライアント
クライアントとは、リクエストを送る側のことです。私たちがWebを見るときはブラウザ(Chrome、Safariなど)がクライアントの役割を担います。
IT現場ではどう使われるか
Webの仕組みを理解していると、以下のような会話の意味がわかるようになります。
- 「サーバーにリクエストが飛んでいるか確認してください」→ ブラウザからサーバーへの通信が届いているかを確認するということ
- 「このURLはどのエンドポイントに向いていますか」→ このURLでどのサーバー機能にアクセスするかを確認するということ
- 「HTTPのステータスコードが500になっています」→ サーバー側でエラーが発生しているということ
IT営業の場面では、顧客から「このシステムはWebベースですか」「ブラウザで使えますか」という質問に対し、「はい、インターネットブラウザで操作できます。特別なソフトのインストールは不要です」という説明ができるようになります。
初心者がつまずきやすいポイント
インターネットとWebは同じと思いがち
インターネットは「コンピューター同士をつなぐネットワークの仕組み」全体を指し、Webはそのインターネット上で動く「情報をやり取りする仕組み(HTTP通信)」のことです。インターネットはWebより広い概念です。
URLとドメインを混同している
ドメインはURLの一部(サーバーのアドレス部分)です。URLはドメイン+パスなどで構成されます。
「サーバー」という言葉が抽象的でイメージしにくい
サーバーは「常時起動していてリクエストを待ち受けるコンピューター(またはプログラム)」です。Webサーバー・データベースサーバー・メールサーバーなど種類があります。
関連用語
- HTML(HyperText Markup Language):Webページの構造を記述する言語
- DNS(Domain Name System):ドメイン名をIPアドレスに変換する仕組み
- IPアドレス:ネットワーク上のコンピューターを識別する番号
- レスポンス時間:リクエストを送ってから応答が返ってくるまでの時間
- API:システム同士がデータをやり取りするための仕組み
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